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日本遺産 出羽三山『生まれかわりの旅』の構成文化財 松例祭大松明行事、三神合祭殿
出羽三山は羽黒山、月山、湯殿山の総称で、それぞれに神社を有する山岳信仰の地です。この三山を巡ることは『生まれかわりの旅』と言われておりますが、冬期間は月山、湯殿山は雪のため閉鎖となるため、羽黒山の山頂にある三神合祭殿に三山の神様が合祀されています。この時期は羽黒山の三神合祭殿にご参拝下さい。山頂までは日中はバス、車で行くことができます。
さて、羽黒山にある三神合祭殿は年が明けると初詣でにぎわいますが、実は大晦日の行事が見ごたえあります。初詣の方も早めにいらして「松例祭」に参加・見学してみませんか?詳しくは当日の流れや起源などがわかりやすくまとめられた松例祭保存会のHPをご覧下さい。(左の写真をクリックするとHPにつながります。)また、2017年の松例祭の動画は右の写真をクリックするとYouTubeでご覧になれます。
山頂まではお車か臨時バスで行くことができます。臨時バスは鶴岡駅付近のエスモール発(12/31①18:35、②21:40)羽黒山頂初(1/1①1:00、②7:00)がございます。
羽黒町観光協会のHPをご覧下さい。https://hagurokanko.jp/p3644/
~概要~
羽黒山の麓の手向(とうげ)集落から妻帯修験者である二人の松聖 (まつひじり)が、9月24日から興屋聖に納められた五穀に稲霊の憑依を祈る百日行です。 満願の日となる大晦日には、手向集落の若者衆全員が、松聖の験力を試すさまざまな祭事を行います。それが「松例祭」であり、 大晦日から元旦にかけて夜を徹して行われることから、「歳夜祭」とも言われています。
参加しやすいのは、15時から縁起物である「綱まき行事」。まかれる綱を参拝者で奪い合います。いただく綱は家の軒先に掛ける、邪気を払う縁起物です。
また、17時半には、「腹ごしらえ賜杯」という、ほうきの実がまぶされた丸いにぎり飯である「親玉」が関係者だけでなく一般参詣者にも振る舞われます。
22時30分には三神合祭殿から五番法螺の音が聞こえてくると、山頂の庭で若者たちによって大松明が引き出され焼き払われる「大松明(おおたいまつ)行事」です。これによって鬼が退治され、羽黒山は新年を迎えます。
こういった大晦日の神事に参加・見学された後に、初詣にいかれてはいかがですか?